
突然ですが、「新築に引越ししたら咳が止まらない!どんな原因が考えられるの?」と困っていませんか?
- 新築に引越ししてから咳が出る原因は?
- どうしても咳が止まらない時はどうする?
これらの悩みを元引越し業者のへのへのもへじが、全て解決します!
新築に引越ししてから咳が出る原因は?
夢にまでみた新築住宅に引越ししたのに、突然ひどい咳に悩むようになったという話はよくあることです。この咳の原因はいくつか考えられますので、新築の家の状態や環境と咳の症状をよくチェックしてみましょう。
- 花粉や黄砂
- 大気汚染
- カビ
- ホコリやダニ
- シックハウス症候群
花粉や黄砂が多い地域に引越すと急に咳が出ることがある!
これまで住んでいた住居と新築の家では周囲の環境が異なります。この環境の変化の1つとして考えられるのがスギやヒノキの花粉と黄砂です。特に引越しした時期が春先の場合は花粉や黄砂で咳がひどくなっている可能性があります。
新築住宅の近くに森や林があり、スギやヒノキの木が大量にある場合はこれまでと花粉の量が全く違ってきます。今までも花粉に触れていたと思いますが、その量が急に増えると体が異常に反応してしまい、目や鼻だけでなく気管にも反応が起こって咳が出ます。
黄砂は中国の砂漠から偏西風に乗って日本に飛んできます。日本海側の地域や偏西風の影響を受けやすい地域に引越した場合は、黄砂が影響している可能性があります。
黄砂は花粉と同じ3~5月に多く飛散しますので、この時期に引越した方は黄砂がどのくらい飛んでいるか確認しておくと良いでしょう。環境省のホームページでは「黄砂飛来情報」を掲載しているので、どこにどのくらいの黄砂が飛んできているかがわかります。
中国からの黄砂には有害物質も含まれているので注意が必要です。特に小さなお子さんがいる家庭ではきちんと対策を取るようにしてください。
花粉や黄砂への対策はまずマスクから始めます。飛散量が多い日は外出時にマスクを付け、帰宅したら洋服をよくはたきます。家の中では空気清浄機を使うと良いでしょう。布団は外に干さずに布団乾燥機をかけるようにしてください。
近くに工場はない?大気汚染が咳の原因かも?
引越し先の地域が工場地帯だったり、大きな道路に面していて車の排気ガス被害がある場合は大気汚染が咳の原因となることがあります。周囲にどんな工場があるか?車の通行量はどのくらいか?を確かめてみましょう。
また、大気汚染が起こる地域では光化学スモッグが発生しやすくなるので、頻繁に発生する地域は大気が汚染されていると考えられます。
環境省のホームページでは大気汚染の状況や光化学スモック発生について随時情報を掲載しています。新築住宅周辺の大気がどのくらい汚染されているか確認しておくと良いでしょう。
大気汚染が原因の場合は、できるだけ外出を減らしたり部屋の窓を長時間開けないようにするのが一番です。しかしそれもなかなか難しいですので、マスクで汚れた空気を吸わないようにしたり、家の中では空気清浄機を使って対策してください。
見えない場所のカビが喘息を引き起こす!
嫌なカビは恐ろしいことにどこにでも発生します。新築住宅だからと言ってカビが生えてないとは限りません。もし家の床下で水道管に穴が空いていれば、そこから水漏れをしてカビが生えてしまいます。そのような問題が家のどこかで起こっていないか疑ってみる必要があります。
カビの胞子を吸い込んでしまうと、アレルギーや喘息を引き起こすことがあります。特に小さなお子さんは喘息を起こしやすいので注意が必要です。家の外にいる時は咳が出ないのに、家の中にいるときに咳がひどくなる場合はカビが生えていないか確認してみましょう。
家の見えない場所にカビが生えている場合は自分では確認できません。ハウスメーカーや工務店に現状を説明し、床下や屋根裏に異常がないかチェックしてもらうと良いでしょう。もしここでカビの原因が分かれば補修工事を依頼することができます。
また、家の中にもカビが生えていないか確認しましょう。引越して1週間もすればカビはすぐに生えてきます。風呂場、トイレ、洗面所、台所などの水周りの目につきにくい場所に黒カビが生えていないかチェックしてください。
水回りはとにかくこまめに掃除をするしかありません。カビを生えにくくする抗菌スプレーなども売られていますので、掃除の最後に使ってみると良いでしょう。
また、エアコンにも注意が必要です。今まで使っていたエアコンを新居に取り付けた場合は内部にカビが生えている可能性があります。エアコンは使っていない時期でもどんどんカビが生えてしまうので、使用前にクリーニングを依頼すると良いでしょう。
アレルギーを引き起こすダニとホコリは怖い!
ダニやホコリを吸い込んでしまうとアレルギーを引き起こします。特にダニの糞は人体に有害なので注意が必要です。新築の家であってもダニとホコリは存在しますので、急な咳の原因がわからない場合はダニやホコリが犯人のことがあります。
今まで使っていたベッドやソファーを新居でも使う場合、その中には大量のダニが発生している可能性があります。今までは問題なかったのに、たまたま新居に引越ししたタイミングでダニへの反応が出ることもあるので注意してください。
ホコリにもダニの糞や死骸、カビなどの有害物質が含まれています。特に引越し後の新居は荷物から出るホコリが大量に飛び散ります。引越しの荷解きをする際には必ずマスクを付け、ホコリを吸わないようにしましょう。
ダニやホコリを減らすにはとにかく掃除をするのが一番です。毎日掃除機をかけ、布団やクッションを天日干しして清潔を保ちましょう。また、ダニは高温多湿が好きなので、梅雨~夏にかけては除湿機とクーラーで温度と湿度を調整すると良いでしょう。
とても怖いシックハウス症候群
新築住宅を建築する際には様々な化学物質が使われます。この化学物質によって健康被害を受けるのがシックハウス症候群です。咳以外にも以下のような症状がある場合はシックハウス症候群を疑ってみましょう。
- 喉や目の痛み
- 頭痛やめまい
- 鼻水、くしゃみ
- 体がだるい、嘔吐
- 湿疹や皮膚炎
住宅の建材や防腐剤には「揮発性化学物質」が使われています。また、木材用の接着剤やシロアリ対策の防虫剤と防蟻剤などにも有害な物質が含まれていることがあります。これらの物質が人体に吸収されると、途端に症状が出るので注意が必要です。
特にお子さんは有害物質に対して敏感に反応することがあります。引越し当日に急に体調が悪いと訴えた場合は、シックハウス症候群を起こしていないか疑ってみましょう。
シックハウス症候群の症状が出た場合は、まずハウスメーカーや工務店に建築の際に使用した建材などに揮発性化学物質や有害物質が含まれていないか確認してください。もし体に有害な物質が使われていると分かれば、何かしらの補償が受けられる可能性があります。
シックハウス症候群はアレルギー科で検査が受けられます。症状を抑える薬も処方してもらえますので、発症したと思ったらまずは受診してみましょう。
どうしても咳が止まらない時はどうする?
咳の原因がわかり、対処をしてもなかなか咳が止まらない場合はまず病院を受診しましょう。咳はひどくなると呼吸が苦しくなるので危険です。まずは症状を押さえる薬を飲んで体調を落ち着かせることが大切です。
薬によって咳を押さえて過ごすうちに、体が新居の環境に馴染んでくれば徐々に咳も収まってくるはずです。引越し当初は体が敏感に反応してしまいますが、体は徐々に順応していきますので様子を見ながら過ごしましょう。
それでもなかなか咳が収まらない場合は、引越しを検討するのも1つの方法です。新築住宅を購入したわけですから引越すのは現実的ではありませんが、新居によって家族やお子さんが重篤な症状になってしまえば住み替えを考えるしかありません。
どうしても止まらない咳の原因が家や周囲の環境にあるのであれば、良い環境の土地に移るのが一番の解決作です。簡単に決められることではありませんが、どうにもならない場合はできるだけ早く売却した方が家を高く売ることができます。
世の中には同じようなことに悩み、実際に引越しをする人が多数います。家族の健康のためにも引越しという選択肢があることを知っておきましょう。
新築住宅に起こりうる咳の原因は様々ある!
家の中も外もピカピカの新築住宅にまさか咳の原因が潜んでいるとは誰も思わないものです。しかし実際に咳で苦しむ人は多く、泣く泣く住み替えをする人も少なくありません。
「まさかこの土地に原因が?まさか家そのものに原因が?」この事実を知るととてもショックだと思いますが、そこにはどうすることもできない現実があります。家族みんなが健康に暮らすためには、その現実から目を背けてはいけません。
咳き込んでしまうととにかく辛いものです。小さな子供が咳き込む姿はとても可愛そうですよね。原因が分かったら、どうすれば取り除けるかをよく考え、最善の方法を取るようにしてみてください。
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