引越し業界6年!へのへのもへじ引越し業界6年!へのへのもへじ
引越しの手続きの中でもっとも重要なものはライフラインです。電気・ガス・水道は引越したその日から必要なため、入居日には確実に使用できる状態にしておかなければなりません。今回はその中でも電気に関する一連の手続きの流れや、最近話題の「電力自由化」に関わるものなどを解説します。

引越しに伴う電気の手続き(東京電力の場合を例に)

引越しにで必要になる電気の手続きには、旧居の電気使用停止新居の電気使用開始の2種類があります。手続きの詳細は各送電エリアを管轄する電力会社によってことなるため個々での確認が必要ですが、ここでは例として東京電力の手続きをご紹介します。

引越し前(電気使用停止手続き)

引越しの予定日が決まったら、東京電力エナジーパートナーに以下の事項を連絡します。

  1. 旧居の住所
  2. 契約者名
  3. 検針票や領収書に記載されている「お客さま番号」
  4. 引越しの日時
  5. 引越し先(新居)の住所
  6. 支払い方法

この連絡の後、電力会社のサービス員が家のメーターを検診し、電気の最終的な使用量を確認して手続きが終了します。

引越し後(電気使用開始手続き)

電力会社の送電エリア内での転居の場合(ここでは東京電力)、基本的には使用停止と使用開始の手続きを同時に行うことができます。しかし送電エリア外への転居の場合には、新旧住所を管轄する両方の電力会社への連絡が必要になります(東京電力→中部電力など)。その場合には新規の契約が必要なこともあるため、詳細については引越し後のエリアを管轄する電力会社に問い合わせてください。

電力の自由化について

2016年4月1日以降、大手電力会社(◯◯電力)以外でも条件を満たした業者が電気事業を行うことが可能になりました。このいわゆる電力の自由化はニュースなどで耳にした人も多いかと思います。旧来の電力会社を引き続き利用する場合には問題ありませんが、新しい業者を利用している、もしくはこれからするという場合には注意が必要です。

自由化以降に参入した業者の場合には、現在契約中の電力会社の解約手続きと、新たな電力会社の契約手続きの両方が必要になります。その際には検針票や請求書が必要になるため、保管しておくことをおすすめします。

手続きのタイミングQ&A

Q.旧居の電気の解約はいつすればいい?

A.引越し当日や退去日でも大丈夫です。
賃貸物件では基本的に引越し作業が終了して部屋が空になった後、掃除をします。クリーニング代を節約して敷金返還額を増やす目的もありますが、とにかくそのとき掃除機を使うなどして電気が必要になることも考えられます。そのため、旧居の電気の解約は、片付けや掃除が完全に終わった後か、退去の立会いの後にするといいでしょう。

Q.引越しの何日前までにやるべき?

A.前もって電力会社に連絡するとスムーズですが、電気の使用自体は入居当日からでも可能です。
開栓に立ち会いが必要なガスと違い、電気はブレーカーを上げさえすればすぐに使うことができます。もちろん入居から日が経ってからではいけませんが、「これから電気を使います」といったタイミングでの連絡も大丈夫です。したがって、万全を期すなら前日までに、そうでなければ当日に連絡をしましょう。可能な限り早めに手続をしておくことをおすすめします。

Q.入居当日でも大丈夫?

A.大丈夫ですが、早めの手続きをおすすめします。
前述の通り、電気の使用自体はブレーカーを上げればすぐに始められます。ただし連絡をしないままいざ使おうとして、仮に近所の送電設備や家の電気系統が故障している場合には、電気を使うことができません。送電系統のトラブルの解決にはやはりある程度の時間がかかってしまうため、それを避けるためにも事前の手続き・連絡が望ましいと言えます。

Q.もし忘れてしまったら?

A.今からでも大丈夫です。電力会社に連絡をしてください。
電気の使用自体は送電のトラブルが無い限り連絡なしで可能です。しかし電気料金の請求などで無用なトラブルを抱えないためにも、早めの手続きが重要です。

新旧住所の電力会社を確認

電気の手続きは該当地域を管轄する電力会社に直接連絡する必要があります。電力会社の送電エリアの外に転居するときには、新旧住所を管轄する両方の電力会社に連絡します。遠くへ引越す場合には、それらがどこなのかを事前にチェックして、手続きをする段階で慌てないようにしましょう。

出典:Wikipedia

北海道電力(グレー)
東北電力(茶色)
東京電力(赤)
北陸電力(青)
中部電力(緑)
関西電力(紫)
中国電力(ピンク)
四国電力(オレンジ)
九州電力(黄色)
沖縄電力

最近は電話だけでなくインターネットからも引越しの手続きが可能なので、そちらを利用してもいいですね。

引越し関係の手続きは計画的に

引越しに関係する手続きには実にさまざまなものがあり、そのどれもが新しい生活を始めるために欠かすことの出来ない大切な手続きです。とりわけ電気・ガス・水道のライフラインについては、転居の当日には既に使えるようにしておかなければとても不便な思いをすることになります。新生活の初日からそんな思いをしないためにも、引越し関連の手続きはスケジュールを立てて計画的に行う必要があります。必要な手続きをリストアップし、優先順位をつけるのがおすすめですよ。

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