
引越しを検討している学生の皆さん。こんな悩みはありませんか?
・どんな手続をすればいいのかわからない
・学生と社会人の引越しで手続きは違うの?
・引越しに必要な手続きを一気に見たい
複雑な引越手続きの悩み、元引越し屋のへのへのもへじが解決します!
学生の引越手続き一覧
まずは学生の引越しで必要な手続きを簡単に一覧表にしました。後ほど1つずつ詳しく解説します。まずはざっと目を通してみてください。
手続きの内容 | 手続き先 |
---|---|
旧物件の解約告知 | 不動産管理会社など |
新物件の賃貸契約 | 不動産仲介業者など |
引越し業者への依頼 | 各引越し業者 |
転出届の提出 | 旧住所の役所 |
バイクの住所変更 | 役所・陸運局(排気量によって異なります) |
電気の住所変更 | 各電力会社 |
ガスの住所変更 | 各ガス会社 |
水道の住所変更 | 各水道局 |
インターネットの住所変更 | 各プロバイダ |
郵便物の転送手続き | 各郵便局 |
転入届の提出 | 新住所の役所 |
転居届の提出 | 現住所の役所 |
免許証の住所変更 | 免許センター・警察署 |
銀行口座の住所変更 | 銀行窓口・Web |
学校への住所変更申告 | 各学校 |
携帯電話の住所変更 | 各キャリア |
クレジットカードの住所変更 | 各カード会社 |
引越し前にやること
不動産会社で行う手続き
旧物件の解約
現在アパートなどの賃貸物件に住んでいる場合は、その物件を解約する旨を管理会社・大家に連絡します。この「解約告知」は一般的に解約日の1ヶ月前までに行うことになっています。電話のほか、契約書に解約告知用のハガキが付いている場合はそれを使います。
解約の告知を忘れてしまうと、引越した後も旧物件の家賃を余分に払うことになる場合があるため、必ず忘れずに行いましょう。
解約が受理された後は、管理会社と連絡を取りながら退去日・立ち会い日などを決めます。物件を明け渡す際にはスペアキーも含めたすべての鍵を返却します。
新物件の物件契約
不動産仲介業者などで新しい物件を選び、契約を結びます。このとき同時に入居日の決定・敷金など初期費用の支払いも行います。契約書は大切に取っておきましょう。
引越し業者への依頼
物件選びと並行して引越し作業を依頼する業者を選びます。引越しシーズンである年度末などは引越し業者への依頼が殺到するため、値段が上がってしまったり希望の日程が押さえられないことがあるため、早めに進めておくことをおすすめします。
引越し業者は一社ずつ見積もりを取って値段を比較するのは大変なので、一括で複数社の見積もりを取って比較できる一括見積もり比較サイトを利用するといいでしょう。
役所で行う手続き
転出届の提出
別の市区町村に引越す場合には、現在住んでいる市区町村の役所に「転出届」を提出します。このとき貰える「転出証明書」は、引越し後の役所手続きで必要になるため、大切に保管してください。さらに詳しく知りたいときはこちらを参照してください。
原付の住所変更
50cc〜125ccまでの原付を所有している場合は、役所でその登録住所を変更します。
・同一市区町村内で引越す場合は、現住所の役所
・市区町村外へ引越す場合は、引越し先の役所
で手続きを行います。
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公共料金等の手続き
電気
旧居の電気停止と、新居での利用開始の日時を電力会社に連絡して決めます。引越し先が別の電力会社の管轄だった場合(例:東京電力エリア→中部電力エリアへの引越しなど)の場合には、使用開始の連絡は引越し先住所を管轄する電力会社にします。
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ガス
新旧の住所を管轄するガス会社に連絡し、旧居のガス閉栓・新居のガス開栓の日程を決めます。電気や水道と異なり、新居でガスを使うには必ず開栓作業とその立ち会いが必要です。引越しシーズンではガス会社にもこの依頼が集中するため、入居日からすぐにガスを使うためにも早めの連絡をしましょう。
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水道
旧居の水道使用停止・新居の使用開始の日時を連絡します。引越し先では特別な手続きをしなくても水を使うこと自体はできますが、料金などの関係から必ず事前に使用開始日を連絡しておきましょう。連絡先は住所を管轄する水道局です。
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インターネット
引越し先でも同じプロバイダを利用する場合は移転の連絡を、別のプロバイダに変える場合は解約の連絡をします。物件や契約の状態次第では開通工事やルーターなどの機器の返却が必要になることがあるため、こちらも早めに連絡しましょう。繁忙期では希望の日に開通工事を依頼できない場合もあります。
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郵便局で行う手続き
郵便物の転送届
住所変更が間に合わない郵便物については、最寄りの郵便局で転送の手続きを行います。旧住所に届く郵便物を1年間転送してもらえます。この転送期間の間にすべての連絡・住所変更をしてしまいましょう。
引越し後にやること
役所で行う手続き
転入届・転居届
他の市区町村に引越した場合には、旧住所の役所で転出届と引き換えにもらった「転出証明書」を持って新住所の役所窓口に行き、「転入届」を提出します。
同一市区町村内で引越しをした場合は、引っ越し完了後に現住所の役所へ行き「転居届」を提出します。
転入届と転居届は名前がよく似ているため、混同しないように注意してください。
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マイナンバーの住所変更
引越し先の役所窓口に「マイナンバーカード」か「マイナンバー通知カード」のどちらかを持って行き、住所変更を行います。
なおマイナンバーカードの発行申請中に引越した場合は、その申請は一旦無効になってしまうため、引越し先の役所でもう一度再申請の手続きをします。
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バイク
原付・二輪を所有している場合は、引越し先で新たに住所登録を行います。
50〜125ccの原付の手続きは役所で
126cc以上の二輪バイクの手続きは新住所を管轄する陸運局で行います。
詳しくはこちらを参照してください。
公共料金の手続き
ガスの開栓立ち会い
引越し前にガス会社に連絡して決めた日に作業員が訪問し、ガスの開栓をしてくれます。作業を一緒に見る必要はありませんが、作業後にガスが正常に使えるか確認をするため、必ず家にいましょう。
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水道
業者の作業がなくても水道自体は使えますが、万一水が出ない場合には物件外壁部などに設置されている栓を自分で開ける必要があります。
また料金等のトラブルを避けるためにも、使用開始連絡をせずに水道を使い続けることはやめましょう。
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免許証の住所変更
運転免許証を持っている場合はその住所変更が必要です。手続きは警察署か免許センターで行います。このとき、免許証だけでなく新住所の記載があるもの(公共料金領収書など)が必要になります。
免許証を身分証にしている場合は、住所が違うと使えないこともあるため必ず住所変更(記載変更)を行いましょう。
詳しくはこちらを参照してください。
銀行口座の住所変更
自分名義の口座を持っている場合は、その銀行の窓口・電話・Webサイトなどで住所変更の手続を行います。銀行からの郵便物が正しく届かないなどのトラブルを避けるために必ず行いましょう。
学校での手続き
引越しが完了してから、住所が変わった旨を在籍する学校に届け出ます。学校からの連絡・郵便物を正しく受けるために、必要と定められている場合には忘れずに行いましょう。方法は各学校の決まりなどを参照してください。
その他の手続き
インターネット
新居で、特に屋内での配線工事などが必要な場合には立ち会いが必要です。引越し前に連絡した段階で工事の日時をしっかりと決めておきましょう。
携帯電話
各キャリアの実店舗・ユーザーページなどで住所変更を行います。契約住所=請求書などの送付先なので、こちらも忘れずに行いましょう。
クレジットカード・ローン
携帯電話と同様の理由から住所変更が必要です。クレジットカードを持っている場合はもちろんですが、PCやバイクなどをローンで購入した場合にはその住所変更も行います。
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各種会員カードなど
ポイントカード、会員カードなどで住所変更が必要なものがある場合はその手続きも行います。方法等はさまざまなので、規約などを確認するか、問い合わせて見てください。
まとめ
学生の引越しは社会人のそれに比べると、手続きの数は少なくて済みます。ただしどれも生活をする上で必要なものなので、チェックリストなどを使って抜けもれなく手続きを行いましょう。
役所に行く機会は学生ではあまりないと思いますが、いい経験だと思って面倒臭がらずにしっかり済ませてください。
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