
突然ですが、あなたは引越しを予定したときに「訪問見積もり」について不安になっていませんか?
- 「見積もりってどんなものなの?」
- 「どんなことを聞かれるの?」
これらの悩みを、元引越し業者のへのへのもへじが、全て解決します!
訪問見積もりの詳しい流れは?

訪問見積もりの流れはある程度決まっています。流れを分かっておくとスムーズに進めますよ。
①「挨拶」
相手は場慣れした営業マン。場の雰囲気などは上手くリードしてくれますので、自然体で接してください。
まずは簡単な挨拶から始まります。基本的にこちらから気を回さずとも、営業が上手に場を取り持ってくれるので、気を楽にして対応してください。
なお、訪問見積もりでもらえる洗剤やお米などのプレゼントはこのタイミングでお渡しする場合が多いです。
②「お茶出し」
お茶などはあると嬉しいですが、必ず出さないといけない訳ではありません。できる限りのお気遣いで大丈夫です。
丁重におもてなしされるのは嬉しいですが、仕事のためゆっくりとお茶をいただく訳にはいきません。そのため、お気遣いはせいぜい「お茶」まで。お菓子なども食べている時間がないので必要ありません。
営業側の都合から言うと、飲み物もペットボトルなどのフタ付がとてもありがたいです。
③「ヒアリング」
ここから見積もりが本格的にスタートします。まずは「引越しに対する希望」や「運送に関する状況」などのヒアリングを行います。
どのような内容を聞かれるのか…と不安になる声が多いですが、訪問見積もりで営業が伺う内容としては、
- 引越し希望日時
- 家族構成や大まかな荷物の量
- 大型の荷物(車やピアノ、バイクなど)の輸送
- 大型の家電(エアコン・洗濯機など)の設置工事
- 不要品の回収
- 水道・ガス・電気などの工事
などがあります。まずはヒアリングから大まかな状況を把握し、その後に具体的に見積もりを始めていきます。
④「引越し荷物のチェック」
荷物は屋内・外問わず全て確認しないと正確な見積もりが出せません。特に外の荷物は忘れやすいため、しっかりと伝えてください。
ヒアリングが終わると、各部屋ごとにチェックをし、引越しで運ぶ予定の荷物の大きさなど確認してきます。なぜ、そこまで確認する必要があるのか?それは、
- どれ大きさのトラックが必要なのか
- 通常以外の特殊作業が必要な荷物がないか
- どのくらいの作業量になるのか
などを見極める必要があるからです。ここが訪問見積もりの中で一番重要な部分になります。荷物の申告漏れがあれば、見積もり金額が変わってしまう場合もあります。運ぶ荷物は残らず伝えてください。
忘れがちなのが「屋外の荷物」です。これらも全て見せないと正確な見積もりがでません。営業から必ず声はかかりますが、忘れずに確認してもらうようにしてください。
⑤「説明」
引越しの希望や現状のヒアリングと荷物の確認が終わった後、引越しの内容や他社との違いなどの説明があります。
まず、引越し内容や当日の流れが説明されます。その内容の一例としては、
- 作業にかかる所要時間
- 当日のスケジュール
- 搬入や搬出の流れ
などが説明されます。
また、「自分の会社はどんな強みがあるか?」という自社アピールも説明されます。どんなことを言われるかというと、
- 加入している保険内容
- 引越し時のオプション
- 引越しの依頼件数
- 包装資材の種類や特徴
- 作業スタッフの指名
など他社よりも優位にあるアピールポイントはしっかりと説明されます。これらのアピールは依頼する側からしても業者選びの大きなポイントとなります。詳しく聞いておくと、他社との違いがより分かるため、自分の条件にあった引越し業者を選びやすくなります。
⑥「営業所へ連絡・料金の確認」
見積もりは営業の独断で決めるのではなく、必ず「営業所へ連絡」してからになります。料金もこの連絡が完了したら提示されます。
引越しは荷物量や移動距離の他に、トラックの空きや付帯サービスの提供の可否などを確認しなければ契約はできません。そのため、営業は必ずその場で営業所へ連絡を取ります。
営業所からの許可が出たら、その後、引越し料金の見積もり額を提示してもらえます。
⑦「見積書の作成」
見積もり額が提示されると、見積もりした荷物などの内容や料金の詳細を記載した「見積書」が作成されます。
営業から最初に提示された料金に対して、引越しの内容を変更したり、値引き交渉も行います。それらが済んだ後で最終決定された金額と引越し内容を元に見積書を作成します。
↓実際の見積書はこんな感じです。
見積書受け取る際には、営業から再度の確認として引越し内容や料金、利用オプションなどについての説明をもらいます。
⑧「訪問見積もり全行程完了」
これで訪問見積もりは全て完了です。あとは「その場で契約」または「一旦お帰りいただく」のどちらかになります。
見積もりが終わった後の流れ

見積もりは終わった後は契約するか、保留にするかの態度をハッキリさせなければなりません。
その場で契約なら段ボール受け取り
契約が決まった場合、段ボールなどの梱包資材を無料で提供している引越し業者は、訪問見積もりの日に受け渡しする場合があります。
営業はできるだけ即決して欲しいため、段ボールを車に積んで来ている場合が多いんです。そのため、その場で契約を決めれば、その日のうちに梱包資材を受け取ります。
持参していなくても、一度営業所に戻ってすぐや当日の夜など早い段階で届けてくれます。契約後2~3日程度で郵送してくれる場合もあります。
保留ならキッパリとその旨伝えて
営業はその場で契約を取りたいもの。保留にしたいならば毅然と、そして丁重に対応してお帰りいただきましょう。
引越しを安く、条件にあったものにしたいならば、一度大切なのが「複数の業者から見積もりをもらい、比較すること」です!
しかし営業は契約を取りたいため、猛プッシュしてきます。そんな中で「なかなか断れない…」と向こうの勢いに流されてしまうこともあるんです。
保留にしても全く問題はありませんので、毅然とそして丁寧に「また後日ご連絡します」と伝えてください。
最後にまとめ

以上が「訪問見積もりの流れ」になります。
時間はだいたい1時間前後で済みますが、営業に誘導されてしまうと、自分の条件に合わないのにその場で契約になってしまう危険もあります。
訪問見積もりには事前に知っておくべき情報やポイントがあります!ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
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