引越し業界6年!へのへのもへじ引越し業界6年!へのへのもへじ

突然ですが、あなたは引越しを予定したとき「見積もりの出し方」に疑問を感じていませんか?

  • 「見積もりってどうやって決めるの?」
  • 「なんで業者ごとに料金が違うの?」
  • 「どうしたら安い業者が見つかるの?」

これらの悩みを、元引越し業者のへのへのもへじが、全て解決します!

見積もりを算出するカラクリ

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引越し業者が見積もりで出す料金はこうやって算出しています!その計算方法をぶっちゃけます!

引越し料金を決める「方程式」


引越し見積もりで提示される料金には「基本料金」と「それ以外の料金」に分かれています。

引越し料金は荷物量や移動距離によって変動すると知っていても、具体的にどのように算出されるのかはあまり知られていません。実は詳しく規定されている「方程式」があるんです。

【引越し料金を決める方程式】

引越し料金=基本料金+割増料金+実費+オプション

見積もりでは、各項目にどれくらいがかかるのかを概算で出し、引越し当日に増減があった箇所を修正し料金を出すのが一般的な引越し料金を出す流れになっています。それでは、項目ごとに詳しく解説していきます!

①「基本料金」


基本料金は使用するトラックの大きさや移動する距離、作業時間によって料金が変動します。

基本料金は「基準運賃」や「基礎運賃」とも言われ、時間制と距離制の2種類に分けられています。

  • 時間制
  •  荷物を運ぶ距離が100km以内の場合に適用され、4時間制と8時間制にさらに分けられています。

  • 距離制
  •  荷物を運ぶ距離が100kmを超える場合に適用されます。

この基本料金は国土交通省がモデル料金を示しており、多少の差はあれどどの引越し業者も近い金額を設定しています。

【引越し運送時間制運賃一例】

2tまで 4tまで
4時間 20,360 24,000
8時間 33,970 40,010

【引越し運送距離制運賃一例】

2tまで 4tまで
150km 43,850 49,910
200km 51,720 58,910

(※上限の金額を掲載しています)
(※地域によって料金は変動します)
引用:近畿運輸局「引越料金のしくみ」

②「割増料金」


割増料金は休日や深夜早朝など特殊な引越しに追加され、追加される割合も決まっています。

割増料金にはどんなものがあるかというと、

  1. 休日割増
  2.  日曜・祝祭日当日または、それにまたがる引越しの場合に適用

  3. 深夜・早朝割増
  4.  午後10時~午前5時に引越しの場合に適用

  5. 冬期割増
  6.  該当期間中に対象地域での引越しをした場合に適用

  7. 車両留置料
  8.  100km以上の移動で、荷主の都合で規定時間以上に車両を留置した場合に適用

があります。日・祝の引越し料金が割高になるのは、この割増料金が適用されているからなんです。①~③は割増料金の増加率も決まっており、

休日割増 2割
深夜・早朝割増 3割
冬期割増 2割

引用:全日本トラック協会「引越運賃料金適用方(参考例)」

となっています。ちなみに冬期割増は北は北海道から、南は鳥取・島根まで広い範囲に適用されています。北海道に至っては11月16日~4月15日までの5ヶ月間も適用されます。

③「実費」


実費は引越しに必要なトラック以外の費用にあたり、人件費や資材費などもここにあたります。

引越し業者によって違いが出やすいのがこの実費部分です。ここにあたるのが、

  • 人件費
  • 資材費
  • 有料道路利用料

など

があります。人件費や資材費に規定はなく、設定料金は業者の裁量にまかされています。また必要量も自由裁量のため、例えば「4人でも対応できる引越しを5人にして1人分の人件費を計上する」ということもできるんです。

④「オプション料金」


最後のオプション料金は引越し業者で提供している引越し以外のサービスによる追加料金です。

オプションサービスといえば、エアコンや洗濯機の設置やピアノなどの特殊家財の配送などがありますが、今ではそれ以外にも様々なオプション商品が登場しています。

【サカイ引越センターのオプション商品】

  • 不要品買取
  • 引越しに関する手続きの代行
  • 家具移動サービス
  • ご挨拶品の手配
  • 造園サービス

など
引用:サカイ引越センター「便利なサービス」

各社オプション商品には無料のモノもありますが、有料のサービスを利用する予定の場合はオプション料として見積もりに追加されることになります。

見積もりに関するアレコレ

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見積もりには気を付けたいポイントがあります。計算方法がわかったからこそ知っておきたいそのポイントを教えます。

安くするなら複数の見積もりが必須


引越し料金を安くしたいならば、複数の業者から引越し見積もりを出してもらうのが鉄則です。

上述した引越し見積もりの仕組みは多くの引越し業者が使っている方法です。それならば料金はほぼ同じはずなのに、多ければ数万円もの差が出る場合があります

これは基本料金から値下げをしているからなのです。上述した通り、基本料金にはモデル料金がありますが、多少の裁量は認められています。更に割増料金を適用させなかったらそれだけで2~30%OFFの料金設定になるんです。

どの業者が定価通りに見積もりを出すか、割引をしてくるかは実際に見積もりをしないと判別できません。だからこそ複数の業者から見積もりを出してもらう必要があるんです。

実支払額と違いが生じることはある


引越しの見積もりで算出されたモノはあくまでも「概算」です。当日に差が生じる場合も出てきます。

引越し業者の訪問見積もりは精度も高いため、実支払額との差はあまりないのが現状です。しかし、見積もりの精度が低い場合はこの限りではありません。

最近ではメールだけで見積もりを出してくれる業者もいますが、訪問見積もりとは精度差があり、当日に追加料金も少なくはありません。業者もできる限り一度出した見積もりより、大幅に変更することがないよう注意を払っていますが、やはり情報のくい違いが多ければ多いほど変更せざるを得なくなっています

また、当日になんらかの変更を行って「実費」が増えた!という場合も追加料金が必要になります。たまにあるのが「有料道路利用料金」の追加です。依頼主がトラックの経路を指定し高速道路が含まれていた場合、実費として追加されてしまいます。

見積もりはできるだけ精度が高い訪問見積もりを、そして引越しに関する情報は見積もりが終わった後も必要に応じて共有しておくと料金の変更なども事前にわかりますよ。

最後にまとめ

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いかがでしたか?

料金がどのように設定され、なぜ業者ごとに料金が違ってくるのか……気になるカラクリが学べましたか?

引越しは業者によって料金もサービスも違います。いろいろな業者と接触し、合った業者で引越しをしてください。

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