
突然ですが、あなたは離婚や別居の引越しについて悩んでいませんか?
- 離婚や別居の引越し、普通の引越しと何が違う?
- 離婚と引越し、どちらを先にするべき?
- 離婚や別居の引越しで注意することは?
- お金があまりない!できるだけ安く引越す方法は?
これらの悩みを、元引越し業者のへのへのもへじが、すべて解決します!
離婚や別居の引越し、通常の引越しとの違いは?
離婚や別居の引越しでも、手続きや作業としては通常の引越しとあまり変わりません。ただし、引越す側が妻である場合は、苗字が変更になるためそれに伴う手続きが追加されますね。
ちなみに、離婚や別居の場合、引越しを伴うのは妻の場合が多いです。賃貸の場合は名義が夫のことが多いですし、日本では持ち家でも夫名義で購入している場合がまだまだ多いです。
ここでは、主に妻が引越す場合を想定して書いています。ただ、夫が引越す場合でもやることはあまり変わりませんので、是非どちらのケースにも参考にしていただければと思います。
離婚と引越し、どっちを先にするべき?
大抵の場合、引越しを先に済ませてから離婚の手続きをする方が良いでしょう。夫婦関係のうちに引越しをする場合、「婚姻費用」ということで、残る方に引越し料金や、その後の生活費を負担してもらえる場合があるのです。
婚姻費用とは…
婚姻生活を維持するために必要な費用全てを指します。夫婦の生活費、未成熟時(子供)の生活費などが対象となります。別居中であっても、婚姻関係が続いている場合は、費用の分担について主張をする権利がありますし、当事者で決まらない場合は、家庭裁判所に婚姻費用についての申立をすることも可能です。
ただし、全てのケースで婚姻費用が適用されるわけではありません。また、裁判所に申立をするとなるとかなりの労力がかかります。離婚や別居の理由や、家庭の事情にもよるところがありますので、注意が必要です。
いずれにせよ、離婚が成立してからも同居をして複雑な思いをするよりは、引越しして新しい生活基盤を整えてから離婚の手続きをする方が精神的にも良いですね。
離婚や別居の引越しの注意点!
離婚や別居の引越しは、通常の引越し以上に「立つ鳥跡を濁さず」を心掛ける必要があります。主な理由としては、
- 抜け漏れがあり、後々トラブルになることを防ぐため
- 二度と同居していた家に出向きたくない、二度と相手と連絡を取りたくない事情がある
ということがあげられます。結婚していた相手とは、これまで通りの人間関係を続けられなくなる場合がほとんどです。そのことを肝に銘じて引越しの準備、手続きをしていく必要があります。
苗字が変わる場合は手続きに注意!
妻が引越しをする場合、離婚が成立したら苗字が変更になります。引越し当時に婚姻関係にある場合はそのままの苗字で引越しすることになりますが、その後苗字が変更になった場合、あらゆるところに氏名変更の手続きをしていかなければなりません。
引越しが終わり、離婚が成立してひと段落…。しかし、氏名変更の手続きは、できるだけ早めに済ませましょう。
主な氏名変更手続きは…
- 免許証
- パスポート
- 印鑑
- 銀行口座、カード
- 電話
- 保険
- 年金手帳
その他会社の手続きなど、人によってやるべき手続きがあると思うので、リストアップするなどして忘れずに行うようにしましょう。
住所変更の手続きは早めに!
住民票関連はもちろんですが、郵便の転送届、カードや保険、免許証などの住所変更はできるだけ早めに行っておきましょう。タイムラグがあると、前に住所に重要書類が送られてしまい、取りに行かざるを得なくなることもあります。
特に郵便の転送届は、書類を出してから処理が終わるまで、少なくとも数日はかかるので注意が必要です。
家具や家電など、一緒に購入したものを分ける!
冷蔵庫、洗濯機、テレビ、ベッドなどなど…一緒に使っていたものは、夫婦で築いた財産の一部です。きっちり財産分与をしなければなりません。
後でトラブルにならないよう、引越し前に、何が誰のものなのか明確に決めておくようにしましょう。
家賃を払っていけるか今一度良く考えて!
共働きからの離婚、別居だと、前の生活レベルで新しい部屋を決めてしまいがちです。一人暮らしは家賃以外の金銭負担も増えるもの。そこも考え、生活費と家賃を長期間一人で支払っていけれるのか、冷静に考えて物件を選ぶようにしてください。
特にお子さんと一緒に引越しをする場合、その負担が一人にかかってきます。養育費をもらう場合も多いと思いますが、離婚成立前の別居の場合、事情によってはすぐに養育費を頼れないケースもありますよね。
一度年間どのくらい費用がかかるのかざっと計算してみて、少し余裕がでるくらいの家賃のところを見つけるようにすると良いかもしれません。
引越しのお金があまりない…少しでも安く引越しする方法は?
別居理由によっては、相手がいない時に急いで引越しをしなければならないこともあります。
また、引越し後の生活が今より厳しくなるため、引越しにあまりお金をかけたくない、というケースもありますね。
ここでは、できる範囲で引越しを安くする方法を紹介していきます。
一括見積もりサイトを使う
見積もりは、必ず合い見積もりを取るようにしましょう。その際、「一括見積もりサイト」を使うのがおすすめです。
今はネットで情報を入力するだけで、条件に合う引越し業者が簡単に見つかります。しかも同時に何社も紹介してもらえるので、時間がない引越しにはとてもおすすめです。
しかも、個別に見積もりを取る場合より、一括見積もりサイトの方が見積もり料金が安くなる場合がほとんど。少しでも引越し料金を安くしたいなら、是非一括見積もりサイトを利用してください。
プランや業者に合わせて収まる荷物量だけ持ち出す
一人で引越しをする場合、単身用のプランを使うのがおすすめです。
ただし、単身用のプランは、引越し業者の専用BOXに入る荷物だけを一定金額で運んでくれるプラン。荷物はそこまで沢山運べません。とりあえず引越し先に最低限の荷物を持っていければ良い、という場合は検討してみてください。
【主な単身用プラン】
また、赤帽を使うのも費用を抑える良い方法です。赤帽だと、軽貨物自動車での輸送のため、2トントラックを手配するプランより、引越し料金を抑えることができます。
離婚や別居は精神的に疲れるもの…だからこそ無駄のない効率良い引越しを。
いかがでしたか?離婚や別居は物理的にも精神的にも疲れますよね。でも、だからこそ、引越しを効率よく無駄な費用を使わずに済ませることが重要です。
引越し後の新生活が少しでも健やかなものになるよう、是非今回の記事を参考にしてみてくださいね。
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