
突然ですが、あなたは引越しを予定したとき、「ペットの引越し」について不安になっていませんか?
- 「どうやってペットを運べばいいの?」
- 「ペットだけ運んでくれる業者なんてあるの?」
- 「あまりストレスをかけずに運ぶにはどうしたら?」
これらの悩みを、元引越し業者のへのへのもへじが、全て解決します!
ペットと一緒に引越ししよう
大切な「家族の一員」なので…
引越しはペットにとっても負担大!ストレスを極力少なくした引越しをしましょう。
いつも家族と一緒にゆったりと暮らしているペットにとって、引越しは環境がガラッと変わってしまい、かなりストレスを与えるものです。特に引越し前後は飼い主もバタバタしがちでペットは不安になりがちに…。
大切な家族の一員であるペットができる限りストレスを感じず、転居先でも元気にいられるように慎重に移動させましょう。
ペットを輸送する方法は?
ペットの輸送は「自分で連れていく」か「業者に依頼する」2つの方法があります。
一番ペットが安心できるのは飼い主と一緒にいることです。そのため、自分たちで運ぶのがペットにとってもベストではあります。
しかし自分たちで運べない場合も時として出てきます。その場合に使いたいのが「業者」なのです。
自分でペットを運ぶ方法
輸送パターンは2通り
自分たちでペットを運ぶ方法は「自家用車」を使う方法と「公共交通機関」を使う方法の2つになります。
自分たちで自家用車を運転して引越しする場合、可能ならペットと一緒に自家用車で行動しましょう。なぜその方がいいのか?
- いつも使っている車である
- 飼い主が見える場所にいる
- 適度なタイミングで休憩を取れる
ためです。飼い主側もペットの状態を確認しやすいため安心して移動ができるのです。
公共交通機関を使う場合の制約
公共交通機関を使う場合は各種「制約」があることを理解しておきましょう。
自家用車が無い場合や長距離で使用できない場合は「公共交通機関」を使うことになります。
ゲージに入れて置けば連れていける!と思われている方も多いですが、実は公共交通機関を使う場合は様々な制約や追加料金がかかります。これらはしっかり確認しておく必要があります。
JRなどの鉄道を利用する場合
鉄道会社の「JR北海道」によると、
■少量の小鳥、小虫類、初生ひな、魚介類でケースに入れたものについては、無料で車内に持ち込めます。
■小犬、猫、鳩またはこれに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、長さ70cm以内で、縦・横・高さの合計が90cm程度のケースに入れたものケースと動物を合わせた重さが10kg以内のものについては、「手回り品きっぷ」(1個280円)をお買い求めのうえ、車内に持ち込めます。
引用:JR北海道「よくあるお問い合わせ・ご意見」
というルールになっています。そのためペットに多い「犬」ならば、シーズー・マルチーズ・ポメラニアンなどの小型犬に限定され、キャリーケースもかなり小型なモノを用意しなければなりません。
ANAなどの飛行機を利用する場合
空輸会社の「全日空(ANA)」によると、小型ペットのみ飛行機に搭乗することができ、飛行機内の貨物室での輸送になります。
■対象ペット
犬・猫・小鳥・うさぎ・ハムスターなどの小動物(猛禽類(ワシ、タカ、フクロウなど)はお預かりできません。)
■利用料金
国内ペット料金 6,000円
引用:全日空「ペットをお連れのお客さま」
かなり高額な金額にはなりますが、その分サービスも充実しており、
- ゲージの貸し出し
- 保冷剤や給水器のサービス
などもあるため、1~2時間の長旅でも環境の変化によるストレスをできるだけ軽減してくれる措置を取ってくれています。
しかし、飛行機でのペット輸送ができない場合もあります。その場合というのが、
- 小型機で運航する便は、貨物室および貨物室扉の制限により、LLサイズのペットゲージは受託できません。
- 毎年6月1日~9月30日の夏季期間中、上記期間は、他の犬種と比較して高温に弱く、熱中症や呼吸困難を引き起こすおそれのある「短頭犬種」のお預かりを中止させていただいております。
LLサイズのペットゲージが必要なシェパートやレトリバーなどの「大型犬」やブルドックやテリア、シーズなどの「短頭犬種」は飛行機での輸送ができない場合もあります。
これらの犬種に該当する方はまずは事前に確認をしておく必要があります。
業者を使ってペットを運ぶ方法
「引越し業者」のオプションを使う
引越し業者には「専門業者と提携」して、ペット輸送をオプションで受け付けてくれます。
引越し業者がペットを輸送するものではありませんが、オプションとして提携業者を紹介し、そこがペットを輸送するサービスを行っているところはあります。使っている引越し業者があれば、一緒にお願いしておくと、飼い主側も手間が少ないです。
しかし、ペットは生き物であるが故、引越し業者への負担もあり、大手でも取り扱っていない場合があります。利用を検討する場合は、事前に取り扱いがあるか確認しておきましょう。
また、自分たちとペット、引越し荷物を一度に運んでくれるサービスも「アート引越センター」にあります。
【ファミリーサルーン】
ご家族が一緒にくつろげる客室(サルーン)スペースと引越家財を運べるコンテナスペースからなる引越専用特殊車輛です。最大の特長は、車いすを利用されている方への配慮。車いす専用パワーリフトを採用し、車いすのまま安心してご乗車いただけます。さらに大型犬などのペットの同乗も可能です。
引用:アート引越センター「ファミリーサルーン」
これは近・中距離での移動限定にはなりますが、自家用車がなく、公共交通機関も使えない場合はこのサービスも使えます。
「ペット輸送専門業者」に依頼する
引越し業者のオプションが無い場合や利用ができなかった場合「ペット専門の輸送業者」に依頼することもできます。
全国規模で対応している業者としては、
- エイチケイEXPRESS
- ヤマトホームコンビニエンス
- 湘南ペットハイヤー
などがあります。ヤマトホームコンビニエンス以外は基本、首都圏をサービスエリアとしていますが、引越しに関しては全国どこでも対応しています。
どれくらいの料金がかかるの?
エイチケイEXPRESSによると、
【料金目安】
札幌市~東京都 48,000円
東京都~神奈川県 14,000円
(※小型犬の場合)
(※金額は目安となっています。詳しくはお店までお問い合わせ下さい)
引用:エイチケイEXPRESS「料金目安表」
JRや飛行機を使って自分で運ぶ場合と比較するとかなりの高額になりますが、ドアtoドアで運んでくれるため、まかせっきりで大丈夫!
引越しのバタバタの中だとペットもストレスを感じやすいですし、飼い主も忙しくピリピリしがちですが、まかせっきりにできるため、楽に引越しができます。
ペットは
飼い主と一緒にいるのが一番安心!しかし、
- 公共交通機関を使えない
- 引越しのバタバタの中、連れて行くのが大変
そんなときは業者に依頼をして、少しでもお互いのストレスを軽減させるのがおすすめです。
よりストレスを減らすために…
引越し前から「ゲージ慣れ」させて
ゲージ慣れしていないと、移動するだけでかなりのストレスをかけてしまいます。
たとえ飼い主が近くにいたとしても、いつもと違う環境にいるのはペットにとってかなりのストレスです。
引越しでは自家用車であってもゲージを使用しなければならない場合もあります。その場合、ゲージに入ることに慣れていないと、入っている間ストレスを与えてしまうことになります。
どうしたらゲージ慣れできる?
日頃からゲージの中に入るクセを付けていきましょう。
いつも使っているおもちゃやラグを入れてゲージの中に入ることを慣れさせたり、ゲージに一定時間入った後は遊んであげたりすると、「ゲージに入ることはいいことだ」という認識が生まれてきます。
そうなるとストレスを感じにくくなり、引越しで移動中ゲージに入りっぱなしでも負担が少なくなります。
ペットも「車酔い」をすることも…
犬や猫などペットによっては乗り物酔いすることもあります。
自家用車で移動なのに、なんだかいつもよりも調子が悪そう…それは「車酔い」の可能性もあります。
ペットに多い「犬」や「猫」は車酔いをすると言われ、長時間乗り物に乗っていると、具合が悪くなってしまいます。
どうしたら乗り物酔いを防げる?
特に引越しは長時間乗っている可能性もあります。そのため普段の様子から「車酔いするかもしれない」と思ったら、ゲージと同じように少しずつ乗って慣れさせましょう。慣れていくと酔わずに転居先に行けるようになります。
その他にも、獣医へ相談してみるのもおすすめです。現在、人間と同じような犬用酔い止め薬なども登場しているため、処方してくれる場合があります。
車などに乗っている間は乗り物が苦手な人と同じように室温を下げ、風通しを良くし、適度に休憩を入れていきましょう。
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