
引越しを前にこんな悩み事はないでしょうか?
- 自分で運べない大切な品物があるので当日の物損事故が怖い
- 物損事故が起きてしまうと対応に不安がある
こんな悩みを元引越し業者へのへのもへじが解説します!
まずは起きない様に対策を
高額な品物や大切な品物で物損事故が起きてしまう品物は自転車、食器、家具家電、屋内の壁と床、頂き物、形見などになります。
まずはそれぞれの品物で、どの様な物損事故が起こるかを解説します。
自転車 :車体の傷、フレームの歪み、鍵の紛失
食器 :ダンボールの落下による破損
大型家具:擦り傷、ヘコミ傷、扉の歪みで軋む音
大型家電:ヘコミ傷、運搬後に冷蔵庫が冷えない、洗濯機の水漏れ
建物屋内:壁の擦り傷、床の線の傷、壁と床のヘコミ傷
頂き物 :破損、紛失
形見 :破損、紛失
物損事故の殆どが上記の内容となります。
それでは事故が起きない様な対策を考えてみましょう
自転車の事故
自転車の事故はトラックへの積込方法が原因となる事故が多いです。
自転車は形がトラックへの積込に適していませんので最後の空いたスペースに積込をします。
空いたスペースに積込をすると支えている品物がありませんのでトラックの中で動いてしまい細かい傷が付き易くなります。
これを防ぐ方法は毛布やエアーキャップ(プチプチ)などで保護をしてもらう必要があります。
運び出す前に作業員さんに必ず「高額な品物なので梱包をして下さい」と伝えましょう。
食器の事故
食器の事故はダンボールの中身になりますので落下が主な原因になります。
ダンボールの目立つ部分に見てすぐに分かる様に「食器注意」と書くのは絶対ですが、高価な食器は別で梱包をして自分で運ぶのが一番良い方法です。
食器の量が多い場合は作業員さんに「高額な食器が入っているので気を付けてください」と伝えましょう。
大型家具家電の事故
大型家具家電の物損事故は基本的に運搬時にどこかに当ててしまう場合に起こる事故です。
中小の引越し業者の作業員達にありがちですが、重量があって大きな品物を一人で運ぶと「凄い」と思う一面があります。
これはお客様としては全く理解できないと思いますので、少しでも不安を感じたら「気を付けてください」の一言くらいは掛けていおきましょう。
また、家具家電を運搬する時は必ず保護をする資材を使いますので、使っていない場合も声掛けをしましょう。
建物屋内の事故
建物屋内は家具家電の運搬時に壁にあててしまったり床にあててしまったりする際に起きる事故です。
事前に防ぐ方法は作業前に壁や床を保護する「養生」(ようじょう)を必ずしてもらいましょう。
また、養生をしていてもあてた振動が大きかった場合は傷が付きますので家具家電は2人で運んでもらって下さい。
頂き物・形見の事故
頂き物や形見は基本的にそんなに大きな品物ではないと思いますので、お客様自身で運べば事故は防げます。
もし引越し業者に運んでもらう時は「大切な物です」と伝えて運搬してもらって下さい。
紛失事故を防ぐ場合はダンボールの個数をチェックしておきます。
数を数えたらダンボール自体に○個/○個と記載をしておきましょう。
これをするだけで作業員さんは「しっかりチェックしているから気を付けないと」と思って注意して運搬してもらえます。
依頼する引越し業者の保険内容の確認
実際に起きてしまった物損事故を想定する事も大切です。
信じられないかもしれませんが中小の引越し業者では家財保険に入っていない業者もいます。
保険に入っていない場合はお客様が泣き寝入りをする可能性が高くなりますので、見積もり時に保険加入の有無を確認をしましょう。
また、保険内容によっては「総額1,000万円まで補償します」と言われる事もありますが、中身を確認すると「1点20万円までの補償」となる事もありますので必ず確認をして下さい。
万が一の補償はいくら?
万が一物損事故にあってしまった場合の補償は基本的に新品を用意してくれることは殆どありません。
品物によって補償の方法は違いますが、基本的には修理可能であれば修理での対応、もしくは金銭での対応か型落ちの類似品の用意となります。
修理は引越し業者が提携している補修業者か家電の場合は家電メーカーとなります。
金銭での補償は修理の金額か破損品の減価償却(※1)での対応となります。
(※1)減価償却とは品物を新品で購入してから年数が経つにつれて価値が落ちるので減価を償却して対応する事(殆どの家具家電は年10%償却)
例)3年前に10万円で購入の冷蔵庫(全損事故)10万円×0.1(10%)×3(償却年数)=3万円
償却が3万円なので7万円の補償となります。
まとめ
10万円以上する品物は見積もり時に必ず伝える!
少しでも不安があるお客様は「運搬時に気を付けて欲しい」と伝えましょう!
また、破損事故があった場合は引越しが終わってから3か月以内に利用した引越し業者に申告しないと補償期間が切れてしまいますので破損品を見つけたら早めに連絡をして下さい。
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