
突然ですが、あなたは二人暮らしの引越しの初期費用について不安になっていませんか?
- 初期費用って、そもそも何?
- 二人暮らしの引越しでかかる初期費用はどんなものがあるの?
- 二人暮らしの引越しでかかる初期費用を少しでも抑えるにはどうすれば良い?
これらの悩みを、元引越し業者のへのへのもへじが、すべて解決します!
引越しでかかる初期費用とは?
引越しの初期費用とは、新居に引越しするタイミングで一気に支払わなければならないお金のことです。月々の家賃が安いからと言って、お金がなくても引越しできると思ったら大間違い!引越しというものは必ずある程度のまとまったお金が必要になるのです。
かかる費用は新居や不動産会社などによって様々ですが、少なくとも月の家賃の6倍程度はかかる場合が多いと考えておきましょう。
二人暮らしの引越し、主な初期費用はこれ!
では早速、初期費用の内訳で主要なものを紹介していきます。この他、新居でこまごましたものを購入したり、新たにインターネットを開設するなど、最初にかかる費用は人によって様々です。ここで紹介する費用は最低限のものと考え、余裕を持って予算を準備しておくと良いでしょう。
引越しの主な初期費用は…
- 家賃
- 敷金、礼金、仲介手数料
- 火災保険料
- 引越し料金
- 新しい家具、家電
家賃
家賃については、「前家賃」と言って、翌月分の家賃を最初にまとめて払わなければならない場合が多いです。月初めに引越しをすれば、合計で2か月分の家賃を一気に支払う計算になります。
また、前の住居を月途中で引越す場合は、前の住居の家賃を日割りで支払う必要があります。それに加えて新居の家賃も引越し後月末までの日割りで支払わなければなりません。2か所の支払いとなりますので、注意が必要です。
また、前の住居を退去する際、退去日の二か月前までに連絡を入れなければいけないなど、退去日連絡のルールがある場合が多いので注意が必要です。
今は、「フリーレント物件」と言って、入居後ある一定期間の家賃が免除になる物件もあり、その場合は前家賃はかかりません。これには空室を早く埋めたい、というオーナー側の事情が関係しています。また、空室を埋めたいからと言って特定の人だけ家賃下げると、既に住んでいる住人からのクレームになる恐れがあるため、家賃を下げずに初期費用を割引をする、という目的でも使われる手法です。
フリーレント物件は、短いものでは1か月、長いものだと何と半年も家賃が免除されるケースがあります。その代わり、最低居住期間というものが定められており、その期間内に解約をすると高い違約金が発生します。その場合、免除されていた家賃も支払わなければならない場合もありますので、注意が必要です。
敷金、礼金、仲介手数料
敷金、礼金、仲介手数料は、引越しする側と、新居の所有者(オーナーさん)の間に入る不動産会社に支払います。支払われた費用のうち、敷金、礼金は、不動産会社の手数料が引かれ、オーナーさんに渡されます。
敷金
敷金は、何事もなければ退去時に帰ってくる担保金のようなものです。ただし、退去時のクリーニング代や、傷がついた場所、破損してしまった場所の修繕にこの敷金が使われますので、その費用を引いた残りの金額が最終的に戻ってくることになります。
費用は家賃一か月~二か月分の場合が多いです。
礼金
礼金は、オーナーさんへ部屋を借りるお礼に支払うお金のことで、戻ってくることはありません。費用は家賃一か月~二か月分の場合が多いですが、最近は礼金ナシという物件も増えてきています。
ただし、礼金ナシの場合、家賃にその金額が上乗せされていたり、他の名目で費用を取られる場合もありますので、注意が必要です。家賃に上乗せされていても素人にはわからないので、自分が妥当と思える家賃で、礼金ナシ、他の名目費用もなければ素直に「ラッキー」と思っておけば良いと思います。
仲介手数料
間を取り持ってくれた不動産会社に支払うお金です。最大で家賃一か月分までという決まりがありますが、家賃の0.5か月分など一か月以下の場合、または手数料ナシの場合もあります。
こちらも礼金同様、家賃に金額が上乗せされていたり、他の名目で費用がかかる場合があります。とはいえ、家賃については妥当と思える料金であれば気にしなくて良いでしょう。
火災保険料
もしもの時のために、引越しをするとほとんどの場合火災保険に入ることが必要となります。費用は数万円が相場で、二年で契約更新となります。
ちなみに、賃貸物件の契約ついては二年で更新の場合が多く、更新時に更新料として家賃の一か月分を支払うルールがほとんど。火災保険料も同じく引越し後二年のタイミングで更新しなければならない、と覚えておくと、急な出費に焦らなくてよいかもしれませんね。
引越し料金
引越し料金も初期費用の中で大きな割合を占めますね。引越し先までの距離や荷物量によって料金は違いますが、二人暮らしであればそれなりにまとまった費用を用意しなければいけません。
引越し業者に訪問見積もりを依頼し、荷物量と内容、引越し先の距離や周辺環境などを総合して引越し料金が決定されます。
新しい家具、家電など
ソファやベッド、冷蔵庫や洗濯機など、大きめのものを新しく購入する場合はそれなりにまとまった費用がかかります。新しい部屋のテイストに合わせて揃えていくと、10万円を超える買い物になることも稀ではありません。
また、新しい部屋の窓のサイズに合わせて購入するカーテンも、部屋が複数ある場合は意外と大きな出費になりますし、トイレカバーや洗面所、キッチンのマットなどもサイズを合わせて新調するケースが多いです。
初期費用をできるだけ抑えるポイント!
どうしてもかかってしまう初期費用、ある程度は仕方ないにしても、できるだけ安く抑えていきたいですよね。
実は初期費用の中には、ちょっとの工夫や相談で、安くできる部分が沢山あるのです。ここでは費用を抑えるポイントをいくつか紹介していきます。
初期費用を抑えるポイントとは…
- 家賃のダブル払い対策
- 敷金、礼金等の値下げ交渉
- 引越し料金をできるだけ安く
- 家具、家電での無駄遣いに気をつける
家賃のダブル払い対策
先ほど少し触れましたが、住居を退去することが決まったら、速やかにオーナーさんまたは管理会社に退去申請をするようにしましょう。
通常退去申請は、退去日の何日前までに、という決まりがあり、だいたいが二か月前と早めのタイミングです。もし間に合わない場合でも、退去申請を受けた日から二か月分の家賃は納めなくてはいけないので、新居の家賃とのダブル払いが生じてしまいます。
やむない事情で急な引越しの場合は、痛い出費ですがあきらめるしかありません。しかし、引越しを検討している段階であれば、まずは退去申請のルールを今一度確認し、それに合わせて引越し日程を決めていくと良いでしょう。一か月分の家賃はかなりの出費です。事前にルールがわかっていれば対策も可能ですので、必ず確認してくださいね。
敷金、礼金等の値下げ交渉
不動産会社では、敷金、礼金、仲介手数料の値下げ交渉は、それなりに応じてくれるところが多いです。向こうも何とか契約をしたいはずなので、それで契約ができそうであれば、頑張って交渉してくれます。「ここまでしか予算がない」と相談すれば、二か月分のところを一か月分に下げる、仲介手数料を値下げする、など、可能な範囲で提案してくれるでしょう。
また、部屋探しは、年明けから三月が一番多く、繁忙期と言われています。この時期は引く手あまたなため、大幅な値下げは厳しいと思った方が良いでしょう。卒業、転勤、入学、入社などが落ち着く四月中旬以降は、値下げ交渉もしやすくなります。
引越し料金をできるだけ安く
何となく引越し業者を選んで、訪問見積もりをしてもらい、提示された金額でそのまま契約してしまう…。忙しくても、これだけは絶対にやめましょう!以下、料金を安くするポイントをいくつか紹介していきますので、是非参考にしてくださいね。
一括見積もりサイトで合い見積もりを取る
まず、見積もりは必ず合い見積もりを取りましょう。その際、個別に一つ一つ引越し業者を当たるより、一括見積もりサイトを利用するのがおすすめです。情報入力も一度で済みますし、各引越し業者も競合を意識して通常より安い見積もり料金を提示してきます。
訪問見積もり時に値下げ交渉をする
訪問見積もり時は、そのままの金額を鵜呑みにせず、少しでも安くできないか交渉することが大切です。その際、他社の安い見積もり金額を引き合いに出すと、値下げしてもらえる可能性が高いです。
荷物を減らす努力をする
一度見積もりを出してもらった後でも、荷物を減らすことで料金が減るかもしれません。荷物の内容によりますが、減りそうな荷物の量が多い場合は、すぐに引越し業者に報告しましょう。再度見積もりを出してくれることもありますよ。
繁忙期を避けて引越しをする
物件探し同様、引越しにも繁忙期が存在します。物件契約が多い時期に合わせて引越しが増えるわけなので、繁忙期は3月~4月あたり。この時期、引越し業者は一年で一番のかき入れ時。黙っていても捌ききれないくらいのお客様がやってくるので、あまり大きな値下げはしてくれません。5月以降の通常期であれば、値下げ交渉もしやすくなりますので、引越し時期に融通をきかせられる場合は検討してみてくださいね。
家具、家電での無駄遣いに気をつける
新居での新生活。これからどんな楽しいことがあるのか、ワクワクして、つい気持ちも大きくなりがちです。新しい家電や家具がいつも以上に魅力的に思え、ついつい必要以上に買ってしまいがちになります。
また、初期費用でかなりの出費があるので、金銭感覚がマヒし、数万円程度であればあまり考えず購入してしまうのも引越し直後の時期の良くない特徴です。
まずは落ち着いて、本当に、今、必要なものなのかを良く考えてみましょう。今まで使っていたもので足りるのであれば、それをしばらく使ってみる、買うならポイントとなる家具を決めて購入するなど、無駄遣いをしないよう、いつも以上に気をつけてください。
初期費用を抑えて、新居で素敵な二人暮らしを!!
いかがでしたか?初期費用は引越しする以上必ずかかります。ただし、努力と工夫で費用を抑えることは可能です。一つ一つを気をつけて抑えていけば、トータルでかかる費用は全く変わってきます。
また、どのようなものにどのくらいかかるのか、大まかに把握しておくことで、後で予想外の出費に困ることも少なくなりますね。
今回の記事を参考に、できるだけ初期費用を抑えて、新生活を潤いあるものにしてくださいね!
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