
一般的に引越しをする場合は、関わりのあった転居前の人たちや新しく関わる新居の人たちに挨拶をします。
しかしこれは社会人や家族での引越しの場合。
学生の一人暮らしでは果たして挨拶が必要なのでしょうか?
学生の皆さんがどうしているのか、また挨拶をする場合のやり方などを解説します。
学生の引越しに挨拶は必要?
引越し先の物件や地域などにもよりますが、学生の一人暮らしの引越しでは挨拶をしない人が多いです。
理由は様々あるかと思いますが、一番大きなものは「防犯」です。
女性の一人暮らしの場合は学生・社会人ともに同様ですが、女性専用物件でもない限り、挨拶に行くということはわざわざ女性の一人暮らしであることを明かすようなもの。礼儀を考えるのは大切ですが、この場合はリスクが大きいと言えるでしょう。
逆に男性の一人暮らしの場合は、仮に挨拶に行く部屋の住人が女性だった場合は、たとえ挨拶だったとしても突然訪ねてきた見ず知らずの男性には警戒してしまうものです。挨拶を装った押し入り犯罪などもあることから当然と言えば当然ですが、このような理由から、せっかく挨拶に行っても相手が出てこない、あるいは生活リズムが合わずにそもそも不在であるなど、直接会えないことがほとんどです。
管理人・大家への挨拶
住人への挨拶はよほどのことがなければしなくても構いませんが、管理人や大家さんが近隣に住んでいる場合には、挨拶をしておくといいでしょう。初めての一人暮らしや新しく引越してきた場合は、ゴミ出しのルールといった地域のことを聞いておくことをおすすめします。
また退去の際には敷金・原状回復費用の交渉といった局面も訪れるため、この段階でなるべく良い関係を築いておくことで後々の話がスムーズに進むことも期待できます。
学生限定・女性限定物件の場合は
学生や女性など住人が限定されている物件の場合は、先に上げたような防犯上のデメリットよりも他の住人と交流を持つメリットが勝ります。
特に学生限定物件では、学生生活で大切な「繋がり」や「人脈」を獲得するチャンスも眠っているため、積極的に挨拶に行くといいでしょう。
挨拶をするなら
ここまでの内容をまとめると、学生の一人暮らしで引っ越しの挨拶にいくならば、
・管理人や大家さんが近所に住んでいる場合
・物件が学生限定や女性限定の場合
の2パターンが考えられます。
どこまでの範囲で挨拶をすればいい?
引越しをすべきか否かがわかったら、次は物件内のどの範囲まで挨拶をするべきかを知っておきましょう。
挨拶の範囲については様々な考え方がありますが、学生の一人暮らしではもっとも一般的かつ最低限の「両隣+上下」の部屋に挨拶に行きます。
学生の一人暮らしでは人を招いたりすることも多いはず。
壁や天井を伝って音が届く部屋には挨拶をしておきましょう。
騒音・生活音で無用なトラブルに巻き込まれないためにも必要なことです。
手土産はどうすればいい?
学生の引越しでは一般的な引越し手土産の相場ほどのものを持参する必要はありません。
気持ちを伝えることが一番の目的なので凝ったものを贈る必要はなく、同じ物件の住人に対しては洗剤などの日用品・消耗品で十分です。指定のゴミ袋がある地域であれば、それを贈るのもいいでしょう。どんな生活をしていてもゴミ袋は必ず使うため喜ばれるはずです。
目安としては500円以内といったところ。
管理人・大家への挨拶ではこれよりも少しグレードを上げ、1000円以内でお菓子や日用品を贈るのがおすすめです。
学生の引越し挨拶では必須とは言えないかもしれませんが、正式な挨拶品には「のし(熨斗)」を付けるのがマナー。社会常識を学ぶという意味では、いい機会になると思います。手土産(日用品・お菓子)を買ったスーパーなどにサービスカウンターがあれば、そこで熨斗を付けてもらえます。引越しの挨拶用であることを伝えましょう。
まとめ
学生の一人暮らしでは挨拶をしない人のほうが多いですが、今回は挨拶に行く場合の方法なども併せてご紹介しました。もし自分の引越し先の物件で挨拶が必要かどうか判断しきれない場合には、契約した不動産会社や大家・管理人などに聞いてみましょう。
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