
突然ですが、あなたは単身で引越しを予定したとき「原付バイク」の引越しをどうしたらいいか不安になっていませんか?
- 「そもそも引越し業者に輸送を依頼できるのか?」
- 「引越しで気をつけることは?」
- 「原付きの引越し手続きってどこで何をするの?」
これらの悩みを、元引越し業者のへのへのもへじが、全て解決します!
「原付バイク」の引越し方法
①引越し業者のオプションで輸送
大手引越し業者は「オプションサービス」として、原付バイクの輸送を取り扱っています。
よく知られている引越し業者であれば、
- 日本通運
- アート引越センター
- サカイ引越センター
などなどが取り扱っており、大手はほとんどの会社でオプションとして取り扱いがあります。
このサービスを使用するメリット
引越し業者のオプションサービスを利用すれば「手間がなく、安心」に輸送ができます。
オプションを利用すれば、依頼する業者は1社だけで済むため、打ち合わせや時間のすり合わせなどの負担が少なくて済みます。
そして、大手引越しの「日本通運」によると、
当社ではオートバイ輸送の専門会社と提携していますので、ハーレーダビッドソンなどのカスタム車やサイドカー等の輸送についても対応可能です。
引用:日本通運「引越しよくあるご質問」
となっており、専門知識のあるスタッフが対応してくれます。大手でもバイクの引越しに不慣れでは?と感じますが、提携業者があるためより安心感があります。
このサービスを使用するデメリット
引越しプランの選択肢が狭まり「引越し料金が割高になる可能性」があります。
単身引越しの場合、荷物量や転居先までに距離によっては、より格安な引越しプランがある引越し業者を選択できます。しかし、オプションを使うなら、このサービスがある引越し業者に選択肢が限定されてしまい、引越し料金が高くなる可能性もあるのです。
ちょっと注意!「原付の輸送タイミング」
引越し業者を使っていても、引越し荷物と一緒に輸送されるとは限りません。
上記の日本通運のように「提携会社」に依頼している場合も多く、引越し荷物とは別に輸送されることがほとんどです。
「アート引越センター」によると、
お引越のご家財とは別にお運びいたしますので、お引取から配達まで最短で6~7日程度のお日にちがかかります。
引用:アート引越センター「車両陸送」
となっています。これくらいの時間差が生まれることもあるため、依頼するときはどれくらい差が出るのかも確認しておくことをおすすめします。
②原付だけの輸送を業者に依頼
「バイク輸送の専門業者」も多くあり、原付バイクの輸送だけを依頼することができます。
全国的に展開している会社でしたら、
- 株式会社 ゼロ
- BAS
が有名ですが、引越しの取り扱いのある
- ヤマトホームコンビニエンス
でも提携業者による対応にはなりますが、バイク単体輸送サービスを展開しています。
このサービスを使用するメリット
専用業者のため「預かりサービス」などがあったり、「輸送時間が短くなる」というメリットがあります。
引越しの際に転居元ではもう使わないが、引越し後すぐに使いたいという場合もあります。そういう場合、引越し前から原付バイクを一時的に預かってくれる業者もあります。事前に預かってもらうことでタイミングを合わせて転居先で受け取れるようになります。
また各地への輸送タイミングが多いため、地域によっては引越し業者に依頼するよりも早く到着できる場合が多いです。基本引越し業者は上記のように1週間前後の時間差が必要です。
しかし、株式会社ゼロによると、
札幌市~旭川市 2~3日
札幌市~東京都 5~7日
引用:株式会社ゼロ「お見積もり」
となり、距離が近いと数日で手元に戻ってくることになります。
このサービスを使用するデメリット
バイク専門業者に依頼するデメリットとして、「2社契約の面倒さ」と「金額が高くなる可能性」です。
引越し業者と原付バイク輸送業者の2社に依頼しなければならないため、引越し作業でバタバタしている中で、時間調整や準備など2社にすると手間はかかります。
原付バイクを別輸送することで、いろいろな引越しプランが選べるようになります。その分はメリットにもなりますが、2社契約のため合算したときに実は割高になっていた・・・ということも生じやすいです。
バイク専門業者に依頼する場合は、見積もりをしっかりと取った上で、引越し料金と合算してどちらがお得かをしっかりチェックする必要があります。
引越し前に「やるべきこと」
「キズの確認」は絶対に必須!
万が一の場合を想定して、原付バイクにキズがないかをあらかじめ確認しておきましょう。
いつも乗っているからと確認しておかないのはNGです。確認していなかった場合、引越し後に戻ってきても業者の過失なのか、以前からなのか分からなくなるからです。
まずは自分だけでキズなどが無いか確認しましょう。確認をしながらスマホで撮影しておくとより安心です。そして業者が来たときには、必ず業者と一緒に再度確認をしましょう。
ガソリンやオイルは事前に抜いて
輸送中にガソリンが漏れ出して事故を起こさないように、事前に抜いておく必要があります。
引火性のあるものはしっかりと抜いておく必要があるため、
- ガソリン
- エンジンオイル
は抜いておくようにしましょう。
業者によっては、走行用に少し残してという業者もあれば、業者側で抜いてくれる場合もあります。ガソリンを事前に抜いておくべきかは契約をした際にしっかり確認しておきましょう。自分たちでやる場合は、バイク屋などで有償で行ってくれるため、近くのお店まで問い合わせしてみてください。
引越し後に必要な「手続き」
運転免許証の住所変更
免許証の変更は転居先の「免許センター」や「警察署」で変更可能です。
運転免許証を持っている方なら原付バイクがなくても必ず必要な手続きですが、意外と行わずに後々面倒になる方も多いです。
手続き必要なモノは、
- 届出書
- 新住所を確認できる書面
(住民票・健康保険証・本人宛郵便物) - 運転免許証
になります。
平日夜間や土・日・祝に手続きができないため、タイミングを失う方も多いですが、変更しておかないと免許更新の通知が届かずに失効するというケースも稀にあります。各種引越しの手続きを行う中で行ってしまいましょう。
バイクの新規登録手続き
他市区町村へ引越しする場合、廃車手続きをしてから、再度新規登録する必要があります。
原付バイクは市町村ごとに登録されています。そのため同市区町村内ならば、引越しによる「転居届」を出すだけで自動で住所変更もでき、ナンバープレートの変更もありません。
しかし、他の地区町村へ引越しする場合は、手続きをする必要があります。
他市区町村での原付バイク手続き
転居元で行うべきことは「廃車申告」です。
申告後に「廃車証明書」を受け取ります。
その後、転居先で「新規登録」を行います。
その際に必要なモノは、
- 印鑑
- 運転免許証
- 転居先の住民票
- 廃車証明書
になります。
手続き先は各市区町村により異なる
基本的には転居元・転居先ともに手続き先は「各市区町村役場」になります。
しかし、政令指定都市など大きな都市になると、役場や役所ではなく「市税事務所」に管轄が移行している場合もあります。また、市役所ではなく「区役所」で手続きという場合もあり、事前にどこで手続きするかはホームページなどで確認する必要があります。
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