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突然ですが、あなたは単身で引越しを予定したとき「宅配便」での引越しができるのかどうか不安になっていませんか?

  • 「荷物が少ないけど宅配便で引越しできるのか?」
  • 「引越し業者とどっちの方がお得なのか?」
  • 「宅配便の中でも価格に違いがあるのか?」

これらの悩みを、元引越し業者のへのへのもへじが、全て解決します!

単身パックと宅配便の違いは?

価格の比較をする前に、お互いの特徴やメリットなどを知っておきましょう。

通常とは少し違う「単身パック」

単身パックとは専用ボックスの中に荷物を入れて引越しをするプランのことを言います。
通常の見積もりをしてから引越しするプランとは異なり、専用ボックス1つ◯◯円と価格が決まっており、ボックスに収まるならば、どれだけ荷物を入れてもOKです。専用ボックスの金額は移動距離によって変動します。

現在、単身パックを扱っている引越し会社は、

  • ヤマトホームコンビニエンス
  • 日本通運

の2社のみです。

しかし、専用ボックスは大型家具や家電が入らないことも多く、単身者で家具・家電が少ない引越しに限定されます。その分、価格はかなりお得になっています。

誰もが1度は頼む「宅配便」

どの家庭でもおなじみの「宅配便」はダンボール1つから気兼ねなく頼めるのが魅力です。
宅配便を行っている会社と言えば、

  • 日本郵政公社(ゆうパック)
  • クロネコヤマト
  • 佐川急便

などが有名です。

これらは荷物1つから複数個でも、全国各地に宅配してくれます。自宅に取りに来てもらったり、持ち込んで割引きをしたりと柔軟なサービスもあります。

しかしダンボールの大きさにもよりますが、1つを隣町に運ぶだけなのに1~2000円かかることもあり、意外とコスパは悪いサービスでもあります。

どっちが安い!
「単身パック」VS「宅配便」

まずは比較する条件について

今回まず比較するのは「ヤマトホームコンビニエンス」と「クロネコヤマト」です。
グループ会社ということもあり、エリアブロックなども同じためこの2社で比較していきます。またヤマトホームコンビニエンスの単身パックがサイズが小さいですが、一番格安というところもありこちらにします。

ヤマトホームコンビニエンス

ヤマトホームコンビニエンスの単身パックは2種類ありますが、一番小さくて安い「単身引越サービス miniタイプ」を使います。

このタイプのサイズは、

BOXの内寸:
1.04m×1.04m×1.70m=1.83m3
引用:ヤマトホームコンビニエンス「単身引越サービス」

となっています。

クロネコヤマト

クロネコヤマトでは3辺の長さ140cm以内の「140サイズ」で計算します。
使うダンボールはクロネコヤマトで販売されている「クロネコボックス14」を使います。
このダンボールのサイズは

サイズ:40cm × 60cm × 40cm
引用:ヤマト運輸「クロネコボックス」

となっています。

このダンボールを単身パックの「miniタイプ」にできるだけすき間なくいれたならば、最大12個入る計算になります。

そのため、

 

  • 「miniタイプ」1個で引越しする金額

 

 

 

  • 「140サイズ」12個を宅配便で送る金額

 

 

で比較していきます。

短距離は「単身パック」に軍配!

ヤマトホームコンビニエンスを使った場合

同市町村なら最安8000円(税抜)、同都道府県でも14000円(税抜)かかります。
「miniタイプ」は最安値が13000円(税抜)となっています。具体的な金額例としては、

「miniタイプ」
札幌市~札幌市 13000円(税抜)
札幌市~稚内市 19000円(税抜)
(※金額は変動になる場合があります。詳しくはお店までお問い合わせ下さい。)
引用:ヤマトホームコンビニエンス「単身引越のお見積もり」

となります。

ヤマトホームコンビニエンスの単身パックには各種割引サービスもあり、最大で5000円割引も可能!そのため「miniタイプ」を同市町村内ならば8000円(税抜)まで価格を下げて引越しができるのです。

クロネコヤマトの場合

同都道府県ならダンボール1個1620円になり、12個なら19440円かかります。
正確に言うならば、クロネコヤマトでは全国を12ブロックに分類しており、そのブロック内ならば他都道府県になっても1個1620円で配送できます。

分類しているブロックの具体的な地域として、

北東北ブロック
・・・青森県・岩手県・秋田県
南東北ブロック
・・・宮城県・山形県・福島県
関東ブロック
・・・東京都・埼玉県・千葉県他
引用:ヤマト運輸「料金・お届け日検索」

東日本は北海道も含めて4ブロックに分けられており、例えば青森県から秋田県は同都道府県と同じ金額で運送できることになります。

そのため、同じブロック内ならば、
1620円×12個=19440円
という価格になります。

単身パックは8000円~14000円(税抜)の価格のため、宅配便と比較すると「単身パック」の方が安いという結果になります。

長距離ならば「宅配便」に軍配!

ヤマトホームコンビニエンスを使った場合

移動距離が長くなればなるほど価格が上がり、2倍以上の差が出るまで変動していきます。
「miniタイプ」の引越しは13000円(税抜)からとなっていますが、距離が遠くなればなるほど金額が上がるようになっています。

具体的な金額例としては、

「miniタイプ」
札幌市~岩手県 29000円(税抜)
札幌市~東京都 35000円(税抜)
(※金額は変動になる場合があります。詳しくはお店までお問い合わせ下さい。)
引用:ヤマトホームコンビニエンス「単身引越のお見積もり」

となります。割引サービスを使っても、札幌市~東京都は30000円(税抜)にもなります。

クロネコヤマトの場合

こちらも距離によって価格が上がりますが、2倍以上にはならずお得になります。
クロネコヤマトが12ブロックに分類されていることは上記でお話していますが、ブロックを超えて送る場合は単身パックと同じく遠くなればなるほど金額は上がっていきます。

具体的な価格で見てみると、

「140サイズのダンボール1つ」
北海道~北東北 1836円
北海道~関東 2052円
(※金額は変動になる場合があります。詳しくはお店までお問い合わせ下さい。)
引用:ヤマト運輸「料金・お届け予定日検索」

となります。同ブロック内が1620円のためそれほど高くなりません。

これらで計算してみると、
札幌市~岩手県 1836円×12個=22032円
札幌市~東京都 2052円×12個=24624円
となり、単身パック29000円~35000円(税抜)と比較すると宅急便の方が安く引越しができます。

ただし家具や家電があるなら注意

家具・家電は宅急便で送れない場合もあり、単身パックの方がオトクになります。
宅配便は時に引越し会社よりも安く引越しができますが、大きすぎるものは運送ができません。基本的には宅配便の最大サイズ三辺160cm以内ですが、会社によってはそれ以上でも運送できるプランはあります。しかし価格はかなり高くなってきます。

ヤマトホームコンビニエンスには大型家具・家電を宅配便のように配達してくれる「らくらく家財宅急便」というサービスがありますが、これもコスパは非常に高いです。

そのため家具や家電がある場合は、宅配便を使うのではなく、引越し業者に依頼する方がお得になります。

宅配便ならどこが安い?

【1】日本郵便(ゆうパック)

「日本郵便(ゆうパック)」は10個以上の荷物を送るとかなりお得になる割引サービスがあります。
上記と同じダンボール12個を「ゆうパック」で運ぶとどれくらいの金額になるのでしょうか?

札幌市~札幌市
1560円×12=18720円
札幌市~岩手県
1720円×12=20640円
札幌市~東京都
1930円×12=23160円
引用:日本郵便「地域別の基本運賃表」

となります。こちらも近距離で使うならば「単身パック」がお得ですが、長距離ならば断然「宅配便」がお得になります。

しかも、「ゆうパック」には同時に10個以上を出す場合には数量割引が適用されます。これが適用されれば、

札幌市~札幌市
1個1520円→1250円×12個=15000円
札幌市~岩手県
1個1720円→1380円×12個=16560円
札幌市~東京都
1個1930円→1540円×12個=18480円
引用:日本郵便「ゆうパック国内の料金計算」

ここまで金額が値下がりされます。東京に至っては単身パックの半額近くまで下がります。

【2】佐川急便

佐川急便は割引がない分、元々の金額が安くなっています。
同じくダンボール12個を佐川急便で運ぶとどれくらいの金額になるのでしょうか?佐川急便は割引サービスがあまりない分、元々の価格が安くなっているのが特徴です。

札幌市~札幌市
1566円×12=18792円
札幌市~岩手県
1782円×12=21384円
札幌市~東京都
1998円×12=23976円
引用:佐川急便「料金検索」

3社をまとめてみると

宅配便を使うなら、日本郵便(ゆうパック)を使うのが断然お得です。
3社の価格をまとめてみると、このようになります。

会社名\札幌発 札幌市 岩手県 東京都
ヤマト 19940円 22032円 24624円
ゆうパック 15000円 16560円 18480円
佐川急便 18792円 21384円 23976円

やはり、ゆうパックの個数割引がかなり効いているため、他よりも5000円前後もお得に運送が可能です。ただし10個未満でも1個当たりの運送料は最低ラインに近いため、送るならゆうパックがいいでしょう!

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