
突然ですが、あなたは単身での引越しを予定したとき「赤帽」での引越しはどういうものか不安になっていませんか?
- 「赤帽ってどんなものなの?」
- 「本当に安いの?」
- 「安いけどサービス悪くないの?」
これらの悩みを、元引越し業者のへのへのもへじが、全て解決します!
「赤帽」ってどんなところ?
「赤帽」は会社ではない
会社ではなく、個人事業主が集まった「協同組合」なのです。
赤帽と言えば、その名の通り赤い帽子のキャラクターがついたトラックがイメージできます。
一般的な引越し会社のように赤帽という会社なの?と思われがちですが、赤帽は会社ではなく、個人事業主が集まった協同組合です。
基本的なところは同じサービスを提供していますが、それぞれ個人ごとのサービスなどもあり個性的なのがとても魅力的です。
その荷物量はどれくらい?
軽トラを使って運送するため、単身の引越しは問題無しです。
赤帽が使用している車は実は「赤帽車」と呼ばれ、長さと幅のサイズが決まっています。引越しによく使うトラックの荷台サイズは、
荷台のサイズ:
長さ194cm×幅141cm
引用:引越し・配送は赤帽へ「赤帽車とは」
という広さになっています。これくらいの広さがあれば、1人暮らしに使う家具や家電も一緒に運ぶことができます。
荷台の高さは業者によってその高さが異なっています。トラックに付ける幌の高さによって変わっており、120cm程度の場合もあれば、時には200cmを超すような場合もあります。そのため、ある赤帽では入らない荷物量でも、別の赤帽ならOK!ということもよくあります。この選択ができるところも赤帽ならではの特徴です。
貸切だからスピーディーで柔軟!
赤帽での引越しは基本的に積み込んで降ろし終わるまでぶっ通しで作業が続きます。
そのため別な引越しなどをはさむことがなく、かなりスピーディーに作業が終わります。
そして貸切状態だからこそ、できる限りの柔軟な対応もできます。例えば「明日引越しがしたい!」と言っても、大手引越し会社ならば早くても2~3日後になるところ、スケジュールさえあいていれば対応してもらえたりします。
なのに格安で引越しが可能
必要最低限のサービス、だからこそ無駄のない引越し料金になります。
こんな柔軟な対応ならば金額が高いのでは?とも感じますが、引越し料金はかなり安いです。
なぜなら一番経費がかかる「人件費」はドライバー1人だけ、そして資材などはほぼ不要だからです。個人で運営しているからこそ、この価格が実現しているのです。
料金はどれくらい?補償は?
具体的な価格はどれくらい?
赤帽での引越し料金はエリア・荷物量・作業内容・距離で異なります。
全国にある赤帽ですが、どの赤帽に頼んでも基本は変わりません。しかしエリアごとにその基本が異なっており、一例をあげれば、
北海道 11880円
宮城県 11900円
東京都 13500円
(※作業時間2時間以内、移動時間20km以内の場合)
(※価格は時期などによっても左右します。詳しくはお近くの赤帽へお問い合わせ下さい。)
引用:引越し・配送は赤帽へ「引越し料金」
となっています。この金額を基本に荷物量や作業内容、距離、そして日にちや時間によって料金が変動してきます。
赤帽でも引越しの際は「概算の見積もり」を出してもらうことができます。家財量・移動先を入力すれば無料でメールまたは電話で教えてくれます。
しっかりと補償も付いています
作業中、万が一の破損などがあっても、しっかりカバーできる補償は付いています。
赤帽は個人でなおかつ安いこともあり、補償について心配する方も多いですが、しっかり貨物補償に加入しています。
貨物賠償300万円、第三者賠償100万円
引用:首都圏赤帽TOP「料金案内」
となっています。さらに高額の荷物を運ぶ場合は、別途高額な貨物保険などもあり、安い料金ですがしっかりとした体制をとっています。
安い「赤帽」のデメリットは?
安いからこそ「自分でもやる」
ドライバーが荷物運びなどを手伝ってはくれますが、基本は自分でもやります。
赤帽では基本的に1台につきドライバーが1人です。ドライバーも荷物運びを行ってくれますが、原則は玄関先から玄関先まで。部屋への荷物運びは自分で行いますし、ドライバーが1人では持てない大型家電の場合はお手伝いが必要になります。
どうしても作業員をもう1人欲しい場合、赤帽を2台分頼まなければならないこともあります。自分がダメなら助っ人を頼むなどお手伝いできる体制を自分で作るのが重要になってきます。
業者によってサービス格差が大きい
組合を通して契約をすると、引越しが不慣れな赤帽に当たることもあります。
赤帽は個人事業主であり、各個人ごとに特性が違っています。そのため引越しをしたいときに、「引越しに不慣れ」な赤帽が担当される場合も少なからずあります。そうなると作業時間が余計にかかったり、最悪荷物の破損なども起こしかねません。
どうしたら回避できるのか?
それは組合ではなく、赤帽と直接契約を結ぶことです。赤帽のホームページを確認していくと、
- 全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会
(引越し・配送は赤帽へ) - エリアごとの協同組合連合会
- 個人事業主が各自運営しているもの
の3種類のホームページを確認できます。赤帽は全国各地に数多くいるため、全国やエリアの連合会のホームページはかなり便利です。条件に合ったり、最寄りの赤帽をすぐに見つけてくれます。
しかし引越しに慣れ・不慣れまでは考慮してくれないため、不慣れな赤帽が当たってしまうのです。ですから面倒ですが、個人が運営しているホームページを参考にしながら直接問合せ・契約をする方が確実なのです。
オプション工事は別途契約が必要
洗濯機やエアコンなどの取り外し・取り付け工事は別途業者にお願いする必要があります。
大手引越し会社で引越しを依頼すると、「オプション」として手配してくれるのが一般的です。しかし赤帽ではそのようなサービスはありません。自分で別途業者に依頼をしなければなりません。家電すべてを依頼できればいいですが、1つ1つ別の業者となればかなり値段もかかりますし、手間もかかります。
赤帽の中にはこのようなオプション工事も請け負います!という方も少なからずいらっしゃいます。オプション工事が必要ならば、一緒にできる赤帽を探すというのも1つの手ではあります。
長距離にはかなり不向きです
基本的には同じor近隣市町村での引越しに使うのがベストです。
赤帽は軽自動車になるため、高速道路などを使うほどの長距離移動は可能ですが、あまり使わない方が無難です。また距離によって金額が変わるため、長距離になればなるほど実は大手引越し会社の方が安い場合も出てきます。
例えば、
札幌市~小樽市 15510円
札幌市~旭川市 28518円
(※価格は時期や具体的な場所などで左右します。詳しくはお近くの赤帽へお問い合わせ下さい。)
引用:赤帽札幌シェルパ「引越料金」
となりますが、大手引越し会社「ヤマトホームコンビニエンス」で比較すると、
札幌市~小樽市 13000円(税抜)
札幌市~旭川市 18000円(税抜)
(※「単身引越サービス」を1台で引越しした場合)
(※価格は時期や荷物量などで左右します。詳しくはお近くのお店へお問い合わせ下さい。)
引用:ヤマトホームコンビニエンス「単身引越のお見積もり」
となり、大手引越し会社のほうが安く引越しができることになります。
赤帽=安いではありますが、荷物量や移動距離によっては大手の方が安くなることも念頭に置いて選択するほうがよりお得な引越しが可能になります。
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